スマートウォッチはあったら便利そうだけど、べつになくても困らない。
スマートウォッチ不要派、あるいは購入を迷っている人っておそらくこういう考えですよね?
ぼく自身も以前はこう思っていました。
でも、ガジェットが好きで気になってしょうがないので、GalaxyWatchの新作発売を機に思い切って買ってみました。
今回は、初めてスマートウォッチを使ってみた正直な感想をお伝えします。
結論としては、「あったら便利だけどなくても困らない」が「なくても困らないけどあったらめちゃくちゃ便利」に変わりました。でも、万人におすすめするものではないし、
ぼくのメインスマホはGalaxyなので、今回はGalaxy watch6 Classicを購入しました。
スマートウォッチでやると便利なこと
ここからはぼくが実際に使っている機能を、ぼくの生活を便利にした順にご紹介します。
- 手首で通知を受け取る
- スマホなしで音楽再生
- ワークアウト
- キャッシュレス決済
- Googleアシスタント
- ボイスレコーダー
- カレンダーの確認
手首で通知を受け取る
スマホと連携させると、スマホに届いた電話やSMS、LINEなどの通知がスマートウォッチにも届きます。
これが思った以上に便利なんです!
LINEがきたらスマホで見ればよくない?わざわざ手首で通知見る必要ある?と以前のぼくは思っていました。
でも、スマホをポケットやかばんに入れていると通知に気づかないこともありますよね。手首に振動で伝われば見落とすことがなくなります。また、だれから何の連絡なのかもすぐにわかるので、すぐに対応するべきか判断しやすくなりました。
ぼくは仕事で電話とSMSを多用するので、これだけでもスマートウォッチを買ってよかったと言えるほどです。
スマホなしで音楽再生
YouTube MusicやSpotify、AmazonMusicなど、音楽再生アプリをインストールしてスマホなしで音楽再生することもできます。
これは運動をするときにとても役立ちます。
ランニングをするときは音楽を聴きながら走りたいけど、スマホは重くて邪魔なのが以前からの悩みでした。でも、スマートウォッチがあれば、ワイヤレスイヤホンと接続してスマホなしで音楽を聴きながらランニングができます。
「音楽を聴きながら」「身軽な装備で」運動する。スマートウォッチがあれば両立できます。
ワークアウト
ウォーキングやランニングをはじめとして、さまざまな運動を管理することができます。
たとえばぼくは、自宅でYouTubeを見ながらスクワットをするときに、「15回・休憩1分・3セット」のように設定します。すると、スクワットの回数を計測するだけでなく、インターバルの1分も測ってくれます。
これが、サボり防止に絶大な効果を発揮します。
「15回やろうと思ったけど10回でいいや」「もう疲れたし2セットでやめよう」なんて思っても、自分で決めたことに嘘をつくみたいで、不思議とがんばれてしまいます。
キャッシュレス決済
Galaxy watch6 ClassicはGalaxy watchシリーズで初めてFeliCaに対応しました。Googleウォレットに登録するとSuica、iD、QUICPayが使えます。
わざわざスマホを出さなくても、手首をそのままかざすだけで決済できるので便利です。
Googleアシスタント
Galaxy watch6 Classicでは、ホームボタンを長押しすればGoogleアシスタントを起動できます。
あとは、「3分計って」「10分後にリマインダーをセットして」「明日の天気は?」のように話すだけなので、即座に手軽に使えます。
タイマーもリマインダーも天気予報も、どれもスマホでもできます。でも、わざわざスマホを手に取ってアプリを起動して、とするより、声だけでできるのってめちゃくちゃ楽なんです。
自宅にスマートスピーカーがある人は、声で操作する便利さをご存知ですよね。
もちろん、タイマーやリマインダーの通知も手首に振動で伝わるので見落とすことはありません。
ボイスレコーダー
ホームボタンを2回押しすれば、設定したアプリを起動できます。ぼくはそこにボイスレコーダーを登録しています。
ボイスレコーダーはもちろんスマホでも使えますが、スマートウォッチであればより手軽に使える点がポイントです。
ボタンを2回押して録音開始するだけなので、スマホを取り出さずに相手にも悟られずに録音できます。
ぼくは仕事中にメモがとれないときや、あとで確認したいやりとりを録音しています。
カレンダーの確認
これも地味に役立つ機能。
「来週の水曜日って何日だっけ?」「来月7日って何曜日?」みたいな感じになることってありますよね?
スマホでカレンダーアプリを開けば見れますが、これもスマートウォッチならもっと手軽に解決できます。
時計画面を好きな画像に
これは便利というよりお気に入り機能。
時計の文字盤はたくさんある中から選べるだけでなく、自分の好きな画像を背景にすることもできます。
ぼくは推しメンの画像を設定して時計をみるたびに癒されています。
ちなみに、画面を長押しすればすぐに切り替えられるので、仕事中は別の画面にしておきたい人も安心です。
電池持ちは2日程度
初めてスマートウォッチを持つにあたってやっぱり気になるのが電池持ち。
- バッテリーは1日持つのか
- 時計の充電を心配するのは煩わしい
購入前のぼくはこう思っていましたが、結論としては杞憂でした。
購入から約2週間、毎日のバッテリー残量を計測してみました。(バッテリー持ちは設定と使用環境により差が出るので参考程度にご覧ください。)
- 就寝前:100%
- 起床時:約90%
- 帰宅時:約70%
心配性なので毎日充電していますが、おそらく充電しなくても2日間は持つでしょう。
ただ、他のスマートウォッチに比べるとGalaxy watch6 Classicの電池持ちは良いとは言えません。実際、電池持ちの悪さをデメリットとしてあげるYouTuberもいるようです。
ですが、個人的には何の問題もないと思っています。
だって、帰宅したときにまだ70%もあるんですよ?帰る前に充電切れたらどうしようって、日中不安になることはまずありません。
夕方くらいからはらはらし始めて帰宅時には20%、なんて状況だったらストレスを感じそうですが、、、
帰宅してお風呂に入ってるときにでも充電すればそれで充分です。
毎日充電するのがどうしても面倒か、2日以上充電できないことが頻繁にある生活スタイルでもない限り、問題ありません。
使ってみた感想
スマートウォッチはあったらめちゃくちゃ便利!でも、使う人を選ぶ。
これが正直な感想です。
ぼく自身は大満足していますが、万人におすすめするかと言われればそうではありません。
通知を活かせるのは使用頻度の高い人
電話やLINE、SMSの通知が手首に届くと、見落としが減るし内容もすぐ確認できるので便利です。
スマホをポケットに入れていると通知に気づかないこともあるけど、スマートウォッチを持ってからは見落としがなくなりました。
でも、電話やLINEを頻繁に使わない人、あるいはよく使うけどすぐに見なくても問題ない人にとっては手首で見れる恩恵はあまりないでしょう。
ぼくは仕事で電話とSMSを頻繁に使うので恩恵はかなり大きいですが、今の仕事をやめたら正直なくてもいいかなと思っています。
ほぼ全部スマホでできる
スマートウォッチでできることはたくさんあるし、どれも便利な機能です。
でも、スマートウォッチじゃなきゃできないことはほとんどないのもまた事実です。
通知・音楽再生・天気予報・決済・マップ・カレンダー等々。
スマートウォッチでできることのほぼすべては、すでに持っているスマホでできます。それをあえてスマートウォッチでやろうとしているんです。
つまり、スマートウォッチでできると生活が便利になるかどうかをよく考える必要があります。
手首よりスマホをかざすほうが楽
Galaxy watch6 Classicは待望のFeliCa対応として注目されています。たしかに、Googleウォレットに登録するとSuica、iD、QUICPayが使えるのは便利です。
でも個人的には、「便利だとは思うけど、快適だとは思わない。」というのが正直な感想です。
想像してみてください。改札機に、右手に持ったスマホをかざすのと、左手首をかざすのと、どっちがやりやすいですか?
左手首!と即答する人以外はよく考えたほうがいいです。少なくとも、待望のFeliCa対応!と絶賛しているインフルエンサーに踊らされてはだめです。
健康管理はどうでもいい
ここまで読んでくれた人のなかには、健康管理機能はどうなの?と思った人もいるかもしれません。
たしかに、スマートウォッチといえば健康管理は定番の機能です。Galaxy Watch6 Classicでも体組成・心拍数・睡眠スコアなどを計測できます。
でも、それを測ってどうするの?というのが正直な感想です。
朝起きて睡眠スコアが40点だったとしても、とくにやることってないんですよね。
おすすめできる人
スマートウォッチでできることのほとんどはスマホでもできます。それでもあえてスマートウォッチを持つべき人は次のどちらかに当てはまる人です。
- 仕事用のスマホと連携して使う人
- 運動・健康管理をしたい人
仕事用のスマホと連携して使う人
仕事で電話やメール、SMSを多用する人は、通知を素早く確認するためだけでも持つ価値があります。
手首ですぐに見れて、通知を見落とす可能性もほぼゼロ。ぼくはこれだけで手放せなくなりました。
スマホでも見れる通知を手首でいち早くキャッチすることで便利になるかどうかがポイントです。
逆に、仕事用のスマホと連携して使わない人にははっきり言って不要です。家族や友人のLINEを即座に見る必要がある人はそうそういないでしょう。
運動・健康管理をしたい人
運動・健康管理はスマートウォッチならではの機能です。
目標設定や日々の記録をすることで運動を継続するモチベーションが高まります。人間は楽なほうを選ぶ生き物ですから、スマートウォッチに頼って運動習慣を継続するのは大いにありです。サボり防止は自分のやる気より、スマートウォッチを活用するほうが100倍効果があります。
また、体組成や睡眠スコアを測定することで、健康への意識も高まります。ただ漠然とダイエットしようと思うより、数字で現状を直視して変化を感じられるほうが本気で向き合えますよね。
まとめ
- 憧れやわくわくだけで買うと後悔する
- 自分の生活スタイルに恩恵があるか見極める
何度も言いますが、スマートウォッチでできることのほとんどは今手に持っているスマホでできます。
それでもあえてスマートウォッチでやることに価値を感じる人だけ買うべきです。そうでないと、せっかく買っても「なくても困らない」という感想で終わると思います。
ぼくは「なくても困らない」が「あるとめちゃくちゃ便利」に変わりました。
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