初めての格安SIMはahamo/povo/LINEMOがおすすめな理由

スマホ代を安くしたいけど、格安SIMはどれがいいかよくわからない。

そうあきらめて、ドコモ/au/ソフトバンクの契約を続けていませんか?

  • 格安SIM業者が多くて選べない
  • 格安SIMは通信品質が心配
  • めんどくさい

こんな理由で格安SIMへの乗り換えをためらっている人はぜひこの記事を読んでください。

スマホ代節約の第一歩を踏み出せるよう、おすすめの契約とその理由を解説します。

目次

おすすめはキャリアのオンライン専用プラン

初めて格安SIMにする人へのおすすめは、3大キャリアのオンライン専用プラン。

自分が今使っているキャリアが提供するオンライン専用プランに乗り換える。初心者にはこれが一番おすすめです。

オンライン専用プランとは
従来のように店頭での手続きやサポートを行わず、ユーザー自身がwebで手続きを行うプランのことです。たとえばahamoはドコモが提供するプランですが、ドコモショップでのサポートは受けられません(有料サポートはあり)。店頭でサポートしてもらえない代わりに、従来のプランより低価格を実現しています。

オンラインプランをおすすめする理由

格安SIM業者が多くある中で、なぜキャリアのオンライン専用プランをおすすめするのか。その理由は次の3つです。

  • 同じ条件なら今より安くなる
  • 回線品質の心配がない
  • 手間が最小限

今より安くてシンプルになる

格安SIMにする最大の目的はもちろん、今よりスマホ代を安くすることですね。

実際に、どれくらい料金が変わるのか見てみましょう。改めて比較して驚きましたが、キャリアの料金高すぎです、、、

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eximoは今すぐやめましょう
  • eximo1GB以内の人:irumo3GBのほうが安いです
  • eximo3GB以内の人:ahamo20GBのほうが安いです
  • eximo3GB以上の人:”無制限”は本当に必要ですか?
irumoがちょうどいい人はそのままでいい

ahamoにはミニプランがありません。9GB以内&割引対象者なら無理にahamoにしなくてもいいです。

スクロールできます
4GB以内の人は全員povoにしましょう

この価格差で他プランを選ぶ理由がありません。3GBじゃ足りない人も、3GB/990円×2で6GB/1980円にしたほうが安いです。

無制限は本当に必要ですか?

povoの大容量はかなり割安です。本当に無制限が必要な人以外は、全員povoにすべきです。

3GB以内の人は全員LINEMO3GBにしましょう

この価格差で他プランを選ぶ理由がありません。回線品質は同じです。※2024年7月からの新プランでは3GB超過すると自動で10GB/2090円になりますが、それでも安いです。

無制限は本当に必要ですか?

3GBで足りない人はまずLINEMO20GB。それでもどうしても足りない人だけ無制限にしましょう。

  • ahamoはミニプランがないのがネック。小容量の人はirumoの活用も視野に。
  • povoは自由さが最大の魅力。3GB/990円は本家より断然安く、大容量も割安でお得感◎
  • LINEMOは2024年7月に新プラン開始。段階性で料金が変動する点は注意だがそれでも充分安い。
  • 3キャリアとも条件付き割引が面倒。条件なしでシンプルなオンラインプランがおすすめ

回線は安心のキャリア品質

「格安SIMってちゃんとつながるの?」

通信品質が心配で踏み出せない人もきっといますよね。実際、通信品質は格安SIM業者によって差があります。ぼくもいくつか試しましたが、通信の遅さに時折ストレスを感じます。もちろん、利用環境や個人の感覚によるところが大きいですが、、、

でも、キャリアのオンライン専用プランであれば通信品質は各キャリアとまったく同じです。料金に釣られてよく知らない格安SIM業者を選んだけど通信品質に満足できない、ということにもなりません。

今皆さんがドコモ/au/ソフトバンクを不自由なく使っているなら、ahamo/povo/LINEMOに乗り換えても通信品質で不自由することはありません。

通信品質がまったく同じなのに、今より安くなる。これは乗り換えない手はありませんね。

東京など一部エリアでは約1年前からドコモの電波は使い物になりません。心当たりのあるドコモユーザーは手間をかけてでもpovoかLINEMOをおすすめします。

格安SIM業者は「通信品質はドコモと同じ」などと記載していますが、そのまま受け取ってはいけません。あくまで、ドコモの設備を借りているのであって、エリアは同じでも、通信速度や接続の安定性はドコモと同じではありません。その点、キャリアのオンライン専用プランはキャリアが提供しているので本当に通信品質が同じです。

手間が最小限

「ショップのサポートなしで、自力での乗り換えは難しそう」

不慣れな人にとって最大のハードルはこれかもしれません。

それをクリアするためのポイントが“今と同じキャリアの”オンラインプランにする、ということです。

スマホの契約を乗り換えるにあたり、最低でも次の3つは確認が必要です(不要な場合もあります)。

  • MNP予約番号
  • SIMロック解除
  • 対応バンドの確認

「何言ってるかわからない」「めんどくさいことはしたくない」と思いますか?

今と同じキャリアのオンラインプランへの乗り換えなら、この3つすべて無視してかまいません。

MNP予約番号

  1. 乗り換え元の携帯会社でMNP予約番号を事前に発行
  2. 乗り換え先での契約時にMNP予約番号を入力

これが従来の乗り換えの流れです。乗り換え元と乗り換え先、それぞれで手続きが必要です。

ですが、たとえばドコモ→ahamoへの変更であれば、同じキャリア内なのでMNP予約番号の発行は不要です。MNP予約番号発行はたいした手間ではありませんが、初めてでよくわからない・めんどくさいという人には少しでも作業が少ないほうが嬉しいですね。

2023年5月からMNPワンストップ方式が運用開始されました。これにより、他社へ乗り換える際、乗り換え元でのMNP予約番号の発行が不要になり、乗り換え先での手続きのみで乗り換えが可能になりました(※対応事業者のみ)。MNPワンストップの詳細はこちら。

SIMロック解除

SIMロックとは、ドコモで買った端末にはドコモのSIMカードしか使えない(他社のSIMカードを入れても通信できない)という制限のことです。

この制限を解除することを、SIMロック解除と言います。つまり、ドコモで買った端末でも、SIMロック解除をすればauやソフトバンクのSIMカードで使えるということです。

SIMロック解除は店頭またはwebで行います。たとえばauで買った端末にpovo(au提供)のSIMを入れる場合は、SIMロック解除は不要ですが、LINEMO(ソフトバンク提供)のSIMを入れるなら事前にSIMロックを解除しましょう。

2021年10月1日以降に新たに発売された端末は、SIMロック無しでの販売が義務付けられています。つまり、自分の端末の発売時期が2021年10月1日以降であればSIMロックの心配は不要です。※購入日ではなく発売日が基準です。

対応バンドの確認

これが一番面倒です。

先述のとおり、ドコモで買った端末でもSIMロック解除すれば、auやソフトバンクのSIMカードで使えます。

ただし、必ずしも万全の状態で使えるとは限りません。

  • ドコモ/au/ソフトバンクの電波はそれぞれ使用する周波数帯(バンド)が異なる
  • 各社で販売する端末は各社が使用するバンドに最適化されている(iPhoneは全社のバンドに対応)
  • ドコモで買ったスマホではauやソフトバンクの電波を使いこなせない(使えないわけではない)

たとえば、auで買った端末をLINEMO(ソフトバンク提供)に乗り換えて使う。この場合は、その端末がソフトバンクのバンドに対応しているか確認が必要です。もし対応していなければ、つながりにくい・通信が遅い、ということになります。

バンドの話を聞きなれない人はすでにめんどくさくなってますよね?

ドコモで買った端末をドコモで使っている人がドコモ提供のahamoに乗り換える。これなら対応バンドの心配は不要です(au/ソフトバンクでも同じです)。

ちなみに、iPhoneはどこで買っても、ドコモ/au/ソフトバンクすべてのバンドに対応しているので、バンド問題とは無縁です。バンドの確認が必要なのは他社に乗り換えるAndroidスマホユーザーだけです。

なお、Androidスマホでも全キャリアのバンドに対応したものもありますが、一部のハイエンド機種だけなので、やはりバンドの確認が不要なほうが多くの人にとってはいいでしょう。

注意事項

キャリアのオンライン専用プランに乗り換えるにあたり、主な注意事項は4つです。

  • 最安料金ではない
  • 店頭でのサポートは受けられない
  • キャリアメールは使えない
  • 同キャリアでは乗り換え扱いにならない

最安料金ではない

誤解のないよう断言しておきますが、たとえばLINEMOの20GB/2970円が20GBプランの中で最安かと言われれば、そうではありません。

ただし、この記事で伝えたいのは、スマホ代を最安にしましょうということではありません。

  1. めんどくさいから月額5000円のまま使う
  2. とりあえずサクッと2000円安くする
  3. 最安プランを必死に探して3000円安くする

まずはみなさん、2番を目指してみてください。

もちろん、3番ができれば言うことはありません。でも、たぶん無理です。少なくとも乗り換え初心者のほとんどはめんどくさくなって1番に終わります。

めんどくさいから何もしないを卒業して、まずは80点を目指しましょう。最安を探すのはそのあとでも遅くはありません。

店頭サポートは受けられない

オンラインプランはその名の通り、ユーザー自身がwebで手続きを行うものです。そのため、店頭でのサポートは受けられません。ショップでサポートが受けられないと聞くと不安になるかもしれませんが、実際は問題ない人がほとんどだと思います。

むしろ、ショップに行くのが面倒だからwebで全部できるならそれがいい、という方も多いのではないでしょうか。

実際、携帯ショップに行く用件の例として、

  • プラン見直し⇒オンラインプランにしたらそれで終わりです
  • 各種サービス申し込み⇒むしろショップに行かなければ余計なものを勧められなくてすみます
  • 機種変更⇒自力でwebでやりましょう。ショップに行くだけで2万円損します
  • 故障⇒前に使っていたスマホを手元に残しておいて、いざというときは代替機にしましょう

どうですか?故障以外は問題なさそうですよね?

機種変更についてはこちらの記事で解説しています。

あわせて読みたい
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故障時の対応については後日別の記事にします。

キャリアメールは使えない

いろんなサイトやサービスの会員登録をするときに、キャリアメールのアドレスを使っている人は要注意です。

  • ドコモ:〇〇@docomo.ne.jp
  • au:〇〇@ezweb.ne.jp/〇〇@au.com
  • ソフトバンク:〇〇@i.softbank.jp

他社に乗り換えるといずれも使えなくなります。オンラインプランは各キャリアが提供するものですが、キャリアメールは使用不可です。

これらのアドレスを使っている人は必ず乗り換え前に登録アドレスを変更しましょう。Gmailやヤフーメールなどのフリーメールアドレスは携帯会社を乗り換えてもそのまま使えるので、フリーメールでの登録がおすすめです。

どうしても今のアドレスを継続利用したい場合は、別途申し込みすれば毎月330円で利用できますがあまりおすすしません。この機会にフリーメールに切り替えましょう。

同キャリアだと乗り換え扱いにならない

これは乗り換え時のキャンペーンに関わります。

2024年6月現在、LINEMOが実施しているキャンペーンを例に説明します。

「他社から乗り換えで10,000円相当のポイントプレゼント」ですが、「新しい番号での申し込み、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外」と記載されています。

ソフトバンクユーザーには悩ましいところです。

ですが、ahamoかpovoにすると手間が増える→めんどくさいからソフトバンクのまま

何度も言いますがこれが最悪のパターンです。サクッと80点という視点でいけば、キャンペーンはあきらめてLINEMOにするのがおすすめです。

まずは80点をとる

  • 回線品質の不安は一切ない
  • 数十個ある選択肢を一気にしぼる
  • 今より約2000円安くなる(いきなり3000円下げることは目指さない)

この内容で不満がありますか?

「もっと安いとこがあるかも」
「おすすめランキング上位の〇〇も気になる」

そんなことを言い続けてるから、いまだに高いキャリアスマホを使ってるんですよね?

もう一度だけ言います。何もしないと年間24000円損します。とりあえずオンラインプランにするだけで2000円安くなります。最安を求めるのはそのあとでも遅くはありません。

まとめ

  • ahamo/povo/LINEMOにするだけで充分安くなる
  • 今と同じキャリアのオンラインプランなら最小限の手間&回線品質◎
  • 最安を求めずにまずはサクッと2000円安くする

仮に手続きに1時間かかったとしても時給2000円です。たった1回がんばるだけで、あとは自動で年間24000円節約できます。

ちなみに、ぼくは説明用のスクショをとりながらでも15分で終わりました。

60代の母も自力でahamoにしたと言ってました。

みなさんはどうしますか?

この記事を書いた人

GalaxyとCIOが大好きな30代会社員。ドコモショップ店員歴5年(退職済み)。スマホで生活を便利に、効率よくしたい。スマホ関係を中心に、知らなくても困らないけど知るとちょっと世界が広がる、そんな情報を届けていきます。

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