【初心者向け】失敗しないAndroidスマホの選び方

  • スマホの選び方がわからない
  • 店員さんのおすすめを選んだら後悔した

そんな人のために、だれでも80点をとれるAndroidスマホの選び方を解説します。

自分でスマホを選ぶとなると難しく感じる人もいるかもしれませんが、

実は、失敗しないためのポイントはたったひとつだけなんです。

最適解を選ぶのは難しくても、確実に80点をとる方法をご紹介します。

目次

松竹梅で8割決まる

Androidスマホ選びで絶対に外しちゃいけないポイント、それは松竹梅を理解して選ぶことです。

これがAndroidスマホ選びで8割と言っても過言ではないです。ここさえ外さなければ大丈夫。逆に、ここを外すと間違いなく後悔します。

  • 性能が悪くて使いにくい
  • もっと安いスマホにすればよかった

これらは松竹梅を意識せずに選んだがゆえに生まれるミスマッチです。

スマホの松竹梅とは

スマホは一般的には次の3つに分類されます。

  • ハイエンド(松)
  • ミドルレンジ(竹)
  • エントリー(梅)

ハイエンドは高額だけど高性能、エントリーは性能は低いけど低価格、ミドルレンジはその間です。

なぜ松竹梅が大切なのか

松竹梅を意識したスマホ選びが大切な理由は大きく次の3つです。

  • 使用感に直結する
  • ミスマッチの原因になる
  • 性能に比例する

使用感に直結する

ハイエンド(松)・ミドルレンジ(竹)・エントリー(梅)では動作のスムーズさに大きな差があります。

スマホの使い方は人それぞれです。でも、何をするにしても、動作がスムーズであれば快適ですが、遅ければそれだけでストレスを感じますよね。

動作のスムーズさは、使い方に関わらず全員に関係します。そしてそれはスマホへの満足感に直結します。

いくら安いスマホでも、LINEの起動に20秒もかかるスマホなんて使いたくないですよね?極端な例ですが、動きの遅いスマホというのはそういうことです。

ただ、ここで言う動きが遅いは、あくまで自分の求めている基準に対してです。なので、動きの遅いスマホが一概に悪いということではなく、自分が満足できるかどうかという視点が大切です。

ぼくは仮に0円でもらってもらくらくスマホを使いたくはありませんが、80代の祖父はなんの不満もなく使っています。

ミスマッチの原因になる

  • 安さに惹かれて選んだスマホの性能が悪くて使いにくい
  • 店員さんに勧められて買ったけど、そこまで使わないからこんなに高いスマホは必要なかった

松竹梅を理解せずにスマホを選ぶと、こういった不満を感じることになります。

  • ゲームをたくさんしたい若者×安いエントリースマホ
  • 電話とLINEしかしない高齢者×最新ハイエンドスマホ

こんなミスマッチを起こさないためにも、自分のニーズと松竹梅を意識してスマホを選びましょう。

性能はおおよそ比例する

スマホ選びにおいて、松竹梅以外にも見るべきポイントはもちろんあります。写真のきれいさ、バッテリー持ち等々。

でも、細かいポイントから見ていてはキリがないのでまずは大きなくくりで絞るべきです。

結論を言うと、スマホの性能はある程度松竹梅に比例します。写真のきれいさも、バッテリー持ちも、その他特別な機能も。

だから、まずは松竹梅をおさえるべきなんです。それさえできれば80点はとれます。

とにかく松竹梅の選択を間違えない!細かいことはそのあとで確認すればOKです。

松竹梅の見分け方

では、スマホの松竹梅を見分けるにはどうすればいいのか。

次の3つに注目すれば初心者でも簡単です。

  • 価格
  • 各メーカーのシリーズ
  • CPU

価格

松竹梅を見極めるうえで一番わかりやすいのは価格です。

  • 松:10万円以上
  • 竹:5万~8万円
  • 梅:4万円以下

稀に例外もありますが、基本的に価格と性能はある程度比例します。

各メーカーのシリーズ

メーカーのシリーズによっても、松竹梅が明確に分かれています。

Galaxy(ギャラクシー)、AQUOS(アクオス)、Xperia(エクスペリア)などは聞いたことがありますよね。

たとえばGalaxyの場合、SシリーズとZシリーズ、Aシリーズがあり、次のように分類できます。

  • 松:Sシリーズ・Zシリーズ
  • 竹:A50シリーズ
  • 梅:A20シリーズ

ひとことでGalaxyと言っても、SシリーズかAシリーズかで全然別物だということです。3年前のSシリーズと今年のAシリーズでも、おそらく前者のほうが優れています。

最新だから高性能、型落ちだから性能が悪いとは限りません。大切なのは、そのスマホがどのクラスに属するかです。

CPU

価格とシリーズ、この2つを見ればほぼ間違いありませんが、最後に確認するのがCPUです。

CPUはスマホの脳みそであり、このCPUがスマホの松竹梅を決定づける要素です。

なので、価格もシリーズも見ずにCPUさえ見れば松竹梅の答えは出ます。でも、まずは価格とシリーズで目星をつけて、それからCPUを見て確認する、という手順のほうが初心者さんにはわかりやすいと思います。

CPUを確認するときは価格.comで機種名を検索

CPUのSnapdragonの後ろの3桁の数字をチェックしましょう。
例:Snapdragon888
・800番台/8Gen1:ハイエンド(松)
・700/600番台:ミドルレンジ(竹)
・400番台:エントリー(梅)

松竹梅の具体例

auオンラインショップで取り扱いされている端末の中で、ぼくの好きなGalaxyを例にした一覧がこちらです。

ハイエンド(松)

  • Galaxy Z Fold5
  • Galaxy Z Flip5
  • Galaxy S23 Ultra
  • Galaxy S23
  • Galaxy Z Fold4
  • Galaxy Z Flip4
  • Galaxy S22

ミドルレンジ(竹)

  • Galaxy A54
  • Galaxy A53

エントリー(梅)

Galaxy A23

おすすめできる人

ここまで、松竹梅の重要性とその見分け方をお伝えしました。

ここからは、ぼくの感覚ですが、それぞれどんな人におすすめか解説します。

松(ハイエンド)がおすすめな人

  • ゲームをがっつりやる人
  • スマホオタク
  • 高性能好き
  • 長く使いたい人
  • 写真にこだわる人

オンラインゲームをするならハイエンドスマホ一択。ミドルレンジ以下では動作がカクカクします。

ぼくのようなスマホ好きや、持ち物にこだわる人もハイエンドがおすすめ。たしかに高いですが、それに見合うだけの快適さがあります。

スマホに関心がないからめったに買い替えない人にも実はハイエンドがおすすめ。最近のハイエンドなら4,5年たっても問題なく使えます。買い替えやデータ移行が面倒な人は、長く使う前提でその当時のハイエンドを買うのもありです。

写真にこだわる人も迷わずハイエンド。ただし、写真はハイエンドの中でも差がつきやすいので、こだわる人は各機種ごとに細かく比較することをおすすめします。

梅(エントリー)がおすすめな人

  • 高齢者
  • 小学生以下
  • 電話とLINEくらいしかしない人
  • サブ機として使う人

性能よりも安さ重視の選択が合う人は「スマホが必要な人」。

LINEのためにスマホがいる、サブ機としてスマホがいる等、”スマホを持つこと”が目的の人は低価格なエントリースマホがおすすめです。

竹(ミドルレンジ)がおすすめな人

ミドルレンジがおすすめなのは、ずばり普通の人。ハイエンドにもエントリーにも当てはまらない人。

  • ゲームは暇つぶしでやる程度
  • 写真も撮れればいい
  • 連絡、検索、SNS等、特別なことはなく一般的な使い方

こういう人はミドルレンジがちょうどいいです。ミドルレンジで不満を持つことはほとんどないでしょう。逆に、エントリーだと動きが遅くてストレス、ハイエンドだとここまで高い機種じゃなくてよかった、となりかねないです。

抽象的になってしまいますが、普通の人にはミドルレンジがちょうどいいです。普通の人がスマホでやることはストレスなくこなせて、金額も高すぎない。ミドルレンジはバランスが良いです。

30代の彼女にも、40代の上司にも、60代の母親にも、おすすめを聞かれればまずはミドルレンジを勧めます。

ただし、長く使うからという視点で考えるなら、ハイエンドを選択肢に入れるのもありです。

他にチェックするべき項目

ハイエンド(松)・ミドルレンジ(竹)・エントリー(梅)の中から自分に合ったものを選べればそれだけで80点です。大きく後悔することはないでしょう。

でも、残りの20点は個人のこだわりが出る部分でもあります。

具体的には、次の3つはとくに人によって意見が分かれるところです。

  • イヤホンジャック
  • SDカード
  • 本体サイズ

個人的にはワイヤレスイヤホン一択なので、イヤホンジャックは不要です。でも、充電の煩わしさや紛失のリスクなどを理由に、有線イヤホンにこだわる人もいると思います。有線イヤホン派の人は必ずチェックしましょう。とくに最近のハイエンドはイヤホンジャック非搭載の機種のほうが多いです。

SDカードも非対応の機種が増えています。クラウドサービスを使えば不要ですが、SDカードを使いたい人は注意してください。

画面の見やすさをとるか、軽さ・持ちやすさをとるか。これは好みが分かれるところですね。ぼくは大きくて見やすい端末が好きですが、もっと軽ければなと思うこともあります。たとえばミドルレンジの中で、自分好みの大きさはどれかなどと考えれば、おのずと選択肢が絞れるでしょう。

まとめ

  • スマホを選ぶときはとにかく松竹梅を意識する
  • ゲームやカメラにこだわるならハイエンド(松)
  • 普通の人はミドルレンジ(竹)
  • スマホを持てればそれでいいならエントリー(梅)

松竹梅さえ間違えなければ80点はとれます。大きな不満や後悔にはつながりにくいです。

店頭でもオンラインでも、松竹梅を意識して見れば、自分が選択肢に入れるべきかどうかが分かります。

最初から完璧なスマホを探そうとせず、まずは失敗しないことを考えましょう。

あとはそこに、イヤホンジャックや大きさ・重さなど、各個人のこだわりを追加して、少しでも自分に合ったスマホを見つけてみてください。

この記事を書いた人

GalaxyとCIOが大好きな30代会社員。ドコモショップ店員歴5年(退職済み)。スマホで生活を便利に、効率よくしたい。スマホ関係を中心に、知らなくても困らないけど知るとちょっと世界が広がる、そんな情報を届けていきます。

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